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杉原千畝のドラマを見て   

先週、放映されましたが
「終戦60年ドラマスペシャル日本のシンドラー 杉原千畝 物語 六千人の命のビザ」
杉原千畝のドラマを見て_d0040314_010188.jpg

このドラマを見て非常に感動してしまったので、感じた事と彼の情報を書いてみたいと思います。
彼の事は以前から聞いていましたが日本のシンドラーと言われる人、たくさんのユダヤ人を救った人物という程度の知識で詳しくは知らなかったです。




「杉原千畝」
第二次世界大戦中の日本の外交官であり
ナチスの迫害から逃れてきた6千人にも及ぶユダヤ人の命を
独自の判断でビザを発給し、救出した偉大な人物です。
こちらの情報からの引用及び写真です。
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昭和15(1940)年7月27日早朝、カウナスの日本総領事館の前に異様な光景が広がっていた。領事館の窓から外を見ると、2百人とも3百人ともいう人の群れが押し寄せていた。異変に気づいた千畝は使いの者に様子を探らせ、彼らがポーランドからナチスによる迫害から逃れてきたユダヤ人達であることがわかった。千畝は彼らの中から代表者5人を呼んで詳しく話を聞くことにした。彼らの要求はよその国へ逃れるために、日本通過のビザを発給して欲しいというものであった。当時ポーランドの周辺はほぼドイツに包囲され、彼らが生き延びるためには、リトアニアから、ロシア・シベリアを通り、日本に渡って、上海やアメリカなどへ逃げるしかなかった。日本政府が「日本通過ビザ」を発給すれば、彼らの命は助かるのである。千畝は事の重大さに気づき、早速本省へ彼らにビザを発給してもよいか、との電報を打った。文面はおおよそ次のようなものだった。

1・人道上どうしても拒否できない。
2・パスポート以外でも、形式に拘泥せず、領事が最適と認めたものでよい
3・通過ビザの性質を失わないため、ソ連横断日数20日、日本滞在日数30日を申請する。

しかし、本省は拒否してきた。千畝はあきらめずにもう一度電報を打ったのだが、二度目も拒否してきたのである。もし、これに背けば、身に危険が襲ってくる。
千畝は、信念を曲げる事が嫌いであった。悩んだ揚げ句、独自の判断でビザを発給する事に決めたのである。7月31日、再びユダヤ人の代表5人を呼び、ビザを発給する旨を伝えた。但し、行き先国の入国許可を取得したものに限るという制限付きであったのだが、その日以来、日夜ユダヤ人達にビザを書き続けた。8月3日にリトアニアがソ連に併合されたため、領事館を撤退しなければならなかったのだが、とても片付く気配はなく8月28日に撤退するまでおよそ4千5百枚、人数にして6千人ものユダヤ人に、ビザを書き与えたのである。次の任地、ベルリンへ出発する直前の汽車の中でも書き続けたといわれている。

しかし、昭和22(1947)年に帰国した千畝は、日本政府の意向に背き、独断でユダヤ人に日本通過のビザを発給したとして、外務省を解任されたのである。解任の理由は「訓令違反」とも「外務省内の人員整理のため」とも言われており、なぜ千畝が外務省を辞めなければならなかったのか、その真相は明らかにされていない。杉原がユダヤ人達に発給した日本通過ビザの有効期間は、全て「10日間の通過ビザ」だった。そのビザを携えて彼らは、福井県の敦賀港から日本に上陸したのである。
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杉原千畝のドラマを見て_d0040314_2115374.jpg外務省からの指示を無視して人道上の配慮を優先した。ここまで信念を貫き通すとは。普通だったら本国からの指示の為として断ると思える。その勇気に感動する。日本へ渡ったユダヤ人たちを庇護した人もいたからこそ彼らは命長らえたのだが。
その配慮を認めなかった戦後の外務省もやっぱり単なる官僚組織なんだと感じる。戦後55年を経てやっと彼は復権するのだが、その当時の官僚がいかにとぼけた答弁をしているか、この国はつくづくおかしな国(政府)だ。自らの意志に関係なく戦争に狩り出された韓国や台湾の方が戦死して靖国に祭られている。遺族が取り返そうと思ってもままならない。そんな所に拘っている小泉さんって一体何なのか理解し難い。
戦争の犠牲者を弔う千鳥ケ淵戦没者墓苑
(千鳥ケ淵戦没者墓苑は、昭和34年(1959年)国によって建設され、戦没者のご遺骨を埋葬してある墓苑です。
今から約60年前の大東亜戦争では、広範な地域で苛烈な戦闘が展開されました。この戦争に際し、海外地域の戦場 において、多くの方々が戦没されました。戦後、ご遺骨が日本に持ち帰られましたが、ご遺族にお渡し出来なかったものを、 この墓苑の納骨室に納めてあります。いわば「無名戦士の墓」とでもいうべきものです。 現在、約35万柱のご遺骨がこの墓苑に納められております。)
へ行けば良いじゃないか。
これ以上、言うとまた攻撃してくる人がいるからやめます。
「杉原千畝」さんを見習って下さい。
このドラマを多くの人が見てほしかった。
平和、憲法九条を考える良い機会だと思う。涙が溢れてくる。

杉原千畝のドラマを見て_d0040314_0103473.jpg

by e_jovanni | 2005-10-19 00:17 | ドラマ

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