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カテゴリ:城崎にて( 4 )   

城崎にて その4   

その4として「コウノトリ」の話。

  城崎温泉も「コウノトリ伝説」があるが、最後の野生のコウノトリがいた所がこの但馬地方である。

日本の野生のコウノトリは昭和46年に絶滅している。豊岡にある「コウノトリの郷公園」では、コウノトリの人工飼育(昭和40年〜)をしている。去年の秋(9/24)に初めて放鳥されたが、その昔、私も(昭和の時代)にその公園へ一度行った事がある。ちょうどその地域の役所の仕事で足しげく通っていた時期に、役所の方につれて行ってもらったのだが、まさかこのプロジェクトが私が生きている間に成功するとは、その時は夢にも思わなかった。なぜならば、生息出来る環境を変えてしまったのが人間社会であり復活させるには環境から変えて行かないと無理だったからだが。それが、地域住民の意識の変革により見事に第一歩を踏み出した。



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by e_jovanni | 2006-02-09 00:06 | 城崎にて

城崎にて その3   

「外湯めぐり」

城崎温泉といえば外湯が有名です。
昔も必ず一カ所は入りましたが、いや~~こんなに廻ったのは初めてです。

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by e_jovanni | 2006-02-04 01:32 | 城崎にて

城崎にて その2   

大正2年10月、養生のため城崎温泉に赴く。

志賀直哉.....30歳
「城の崎にて」

 山の手線の電車に蹴飛ばされて怪我をした、その後養生に、一人で但馬の城崎温泉へ出掛けた。背中の傷が脊椎カリエスになれば致命傷になりかねないが、そんな事はあるまいと医者にいわれた。二、三年で出なければ後は心配はいらない、とにかく要心は肝心だからといわれて、それで来た。三週間以上−我慢出来たら五週間いたいものだと考えて来た。
 頭はまだなんだか明瞭(はっきり)しない。物忘れが烈しくなった。しかし気分は近年になく静まって、落ちついたいい気持ちがしていた。稲の穫入れ(とりいれ)の始まる頃で、気候もよかったのだ。
d0040314_23343093.jpg 一人きりで誰も話相手はない。読むか書くか、ぼんやりと部屋の前の椅子に腰かけて山だの往来だのを見ているか、それでなければ散歩で暮らしていた。散歩する所は町から小さい流れについて少しずつ登りになった路にいい所があった。山の裾を廻っているあたりの小さな潭(ふち)になった所に山女が沢山集っている。そしてなおよく見ると、足に毛の生えた大きな川蟹が石のように凝然(じっ)としているのを見つける事がある。夕方の食事前にはよくこの路を歩いて来た。冷々とした夕方、淋しい秋の山峡を小さい清い流れについて行く時考える事はやはり沈んだ事が多かった。淋しい考えだった。しかしそれには静かないい気持ちがある。自分はよく怪我の事を考えた。一つ間違えば、今頃は青山の土の下に仰向けになって寝ているところだったなど思う。青い冷たい堅い顔をして、顔の傷も背中の傷もそのままで。祖父や母の死骸が傍(わき)にある。それももうお互に何の交渉もなく、−こんな事が思い浮ぶ。それは淋しいが、それほどに自分を恐怖させない考だった。何時かはそうなる。それが何時か?−今まではそんな事を思って、その「何時か」を知らず知らず遠い先の事にしていた。しかし今は、それが本統に何時か知れないような気がして来た。自分は死ぬはずだったのを助かった、何かが自分を殺さなかった、自分には仕なければならぬ仕事があるのだ、−中学で習ったロード・クライヴという本にクライヴがそう思う事によって激励される事が書いてあった。実は自分もそういう風に危うかった出来事を感じたかった。そんな気もした。しかし妙に自分の心は静まってしまった。自分の心には、何かしら死に対する親しみが起こっていた。


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by e_jovanni | 2006-02-03 00:16 | 城崎にて

城崎にて その1   

気分を変えて城崎へカニと温泉三昧です。
「その1」として「松葉がに」の話です。

「松葉がに」の名前の由来
「松葉がに」とは、成長したズワイガニの雄で山陰地方での名称です。
山陰地方では松葉蟹、北陸地方では越前蟹、丹後半島では間人(タイザ)蟹と呼びます。
なぜ「松葉がに」と名付けられたのかは諸説あります。
   ①長細い脚の形や脚の肉が松葉のように見えるから
   ②脚をさいて水につけると身が松葉のように広がるから
   ③調理の際に燃料に松の葉を使ったからなどなど

「松葉がに」という呼び名が雌雄を含めた総称として使われることがありますが
   ①正確には 成長しきった雄を「松葉がに」
   ②雌を「親がに」又は「子持がに」(他県では「せこがに」「せいこがに」)
   ③脱皮して間もない雄を「水がに」と呼んでいます。
     鳥取県では、この「水がに」を皆さんから募集した「若松葉がに」とも呼んでいます。
   「松葉がに」「若松葉がに」「親がに」の見分け方
 ★「松葉がに」  :殻が固く、ずっしりと重く、ハサミの太いもの
 ★「若松葉がに」:殻が柔らかくて軽く、ハサミの細いもの
 ★「親がに」   :お腹のフタが丸く卵を抱えている(松葉がに・若松葉がにのフタは細く・三角形)


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by e_jovanni | 2006-01-28 01:50 | 城崎にて