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そう、誰もいなくなるのを待っている。   

Excite エキサイト : <ハンセン病施設>地域に開き、福祉施設併設へ 運動本格化

 その通りでしょう。
国は、そう 誰もいなくなるのを待っている。
国を当てには出来ないでしょうけど、これは国が行うべき最低限の事でしょう。
療養所としては地域との共生を考えて行く時期だとは想いますが。








 全国13の国立ハンセン病療養所を一般市民に開放し、福祉施設などの併設も目指す運動が本格化する。入所者が高齢化で大幅に減少する中、内科の常勤医がいない療養所も現れ、ハンセン病に限定した今の施設のままでは医療内容の低下が避けられない。全国の入所者は「多くの市民に施設を利用してもらうことで医療水準を維持し、ふれあいで差別や偏見の解消にもつなげたい」と、21日に東京都内で集会を開き、法律の制定を市民に提案。100万人を目標に署名活動を始める。
 富士山のすそ野にある国立駿河療養所(静岡県御殿場市)で今年4月、入所者の不安が現実となる事態が起きた。3月末に内科医だった副所長が退職し、以来、常勤の内科医が補充されず欠員になった。内科の常勤医がいないのは全国13施設で唯一。しかも定員6の常勤医のうち内科医を含めた半数が欠員となっている。
 駿河療養所の入所者は最盛期の4分の1の118人まで減少。平均年齢も78歳で、合併症などで健康に不安を持つ人が多い。副所長が在職中は施設内に住んでいたため、夜間でも気軽に相談できた。しかし、今は非常勤の医師が当直することが多く入所者には「急病になった時に大丈夫か」との不安が広がっている。
 01年のハンセン病国家賠償訴訟の熊本地裁判決を受け、厚生労働省は全国の入所者に「希望する療養所での生活を終生保障し、社会での生活とそん色のない水準を確保する」と約束した。しかし、同療養所の入所者自治会が6月に行ったアンケートでは、療養所の医療に不満を持つ人が約9割に達した。
 自治会長の小鹿美佐雄さん(65)も5年前にぜんそくを発症、「いつ発作が起きるか」と不安を抱えながら暮らしている。「駿河のようにへき地にある施設は医者が来なくなり、やがて廃止されるのではと入所者は心配している」
 全国13施設の入所者は2890人(5月1日現在)で、10年後には1000人程度まで減る見通し。しかし、厚生労働省は療養所の将来構想について具体策を示しておらず、全国ハンセン病療養所入所者協議会(全療協)は「国は入所者がいなくなるのを待っているだけ」と批判する。

by e_jovanni | 2007-08-19 00:09 | いっちょかみ

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