若者よ先頭走れ!   

アサヒで懐かしい方のメッセージ記事を読んだので紹介します。

松山猛
1946年、京都市生まれ。グラフィックデザイン、フォークブーム時代の作詞等手がけた後東京に移住。雑誌編集者を経て作家、作詞家、趣味人として現在にいたる。代表作に「帰ってきたヨッパライ」などの作詞、最近注目されている「イムジン河」の訳詞でも有名。フジテレビ系「ワーズワースの庭で」「ワーズワースの冒険」レギュラー出演など。趣味人として知られ、現在日本における機械時計のご意見番でもある。

「イムジン河」の訳詞というのは、その当時実は知らなかった。
彼を知ったのは「ワーズワースの冒険」....これほとんど欠かさず見てましたね。テーマ曲も去年でしたか探してみるとAmazonに有ったので私のiPodに入っています。不思議なテーマ曲なんですがやっぱり今でも聞く人がいるものですね。

「パッチギ ! 」の原作『少年Mのイムジン河』の作者でもあるのですが、この映画に関してはまた別の項でかきたいと思います。しかしこのイムジン河、何故発禁になったのか、やっぱり時代ですか。今も変わってませんね。



イムジン河 水清く とうとうと流る
水鳥 自由にむらがり 飛び交うよ
我が祖国 南の地 想いははるか
イムジン河 水清く とうとうと流る

北の大地から 南の空へ
飛び行く鳥よ 自由の使者よ
誰が祖国を 二つに分けてしまったの
誰が祖国を 分けてしまったの

イムジン河 空遠く 虹よかかっておくれ
河よ 想いを伝えておくれ
ふるさとを いつまでも忘れはしない
イムジン河 水清く とうとうと流る




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最新刊『もう話してもいいかな』で改めてあの時代を振り返っている。



松山猛さんがメッセージ

 松山さんは、伝説のバンド「ザ・フォーク・クルセダーズ」と行動を共にし.「帰って来たヨッパライ」など多くの歌を作詞した。「イムジン河」は、中学 3 年の時にふと耳にした朝鮮半島の歌。後にそれが民族分断を嘆いた歌と知り、多くの人にこの現実を知ってほしくて日本語の歌調をつけた。それがバンドの持ち歌になった。政治的な圧力でこの歌が発売中止になった経緯などはあえて多くを語らず、京都や東京で過ごした青春の日々などをほんわり書き連ねている。
 生まれ育った京都市南部の住宅地は、そばに陶器工場や在日朝鮮人が住む集落があった。中学の同級生だった在日朝鮮人の女の子が書いた作文で、差別がある現実を知った。だから、「イムジン河」の哀切なメロディーに乗せた思いが身近な疑問として心に染みた。「政治ニュースがあふれ、中学生でも関心を持たずにはいられない時代でした」。おかしいと思ったら、傍観しているより飛び込んでもみくちゃになる方が楽しかった、と松山さんは笑う。「僕らは理想を実現する手段は政治を変えることだと思っていた。しかし、結局、理想の生活をもたらしたのは政治ではなく経済だった。人々の関心はもうイデオロギーには集まらないし、経済とは戦いようがないし。それに今の若い人は、失敗を恐れているのかなあ。僕らはまず『情』に突き動かされ、とにかく行動したものですが」京都は戦災を免れ、いろんな世代のいろんな生活がそっくり残った。密集した町の暮らしで、適度な間合いを保ってエゴの衝突を巧みに回避しつつ、お互いの気配を感じて生活する技が親から子へと受け継がれた。「人を放っておけない」という感覚が身についた。「東京にこんなややこしさは希薄。京都で生まれ育った身には、楽すぎてスカスカに思えました」政治や自分のあり方にきまじめに目を向けてきた松山さんはその後、「平凡パンチ」「ポパイ」など人気雑誌の執筆・編集で活躍。今で治機械式時計やギター、靴、骨董などのコレクターでもある。お金で買える幸せを提案し、流行をあおる側に回ったかのようだが、「変節」したわけではないという。
 「僕が好きなのは、その背後に作り手という人間を感じるモノ。買い集めて実物を残すことで、消えゆく文化を次の世代に伝えているつもり。消費を楽しむ生活から引き返せないなら、せめて『ちゃんとしたもの』を使おうと提案してるんです」
最近訪ねたイムジン河は、すっかり観光地化していた。「またしても経済か」と心底がっかりした。リアルな現実は、純粋な思いを容赦なく踏みにじる。「だから、こんな世の中の仕掛けに負けない『自分』を作るしかないと思う」。それにはまず、誰かの後追いではない、自分だけの何かをつかむことだと松山さんは一言う。「それには勉強が必要だし、素早く反応してとことん追いかける意欲も大切。好きなことなら勉強も苦にならないはず。気になることは徹底して調べ、好きなことを見つけ、その先頭を走れ!」

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by e_jovanni | 2006-06-03 22:36 | 人間として

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