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本当に一生懸命生きた。   

Excite 「一生懸命生きてきた」 胎内被爆の小頭症患者還暦

ここに一番若い被爆者がいる。
それでももう還暦である。胎内被爆により生まれた彼らに人生の選択権はない。
ここまで生きられただけでも奇跡的であろう。
生きた証人というにはあまりにも惨めすぎる。
このまま朽ち果てて行くのは悲しすぎる。
以前の記事でも取り上げたのだが、人類は彼らに対してどうすべきか、せめて生きてきた証だけでも残しておくべきではないだろうか。


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原爆ドームの以前の姿。






 母親の胎内で被爆し、心身に障害を持つなどして生まれた原爆小頭症の患者が60歳を迎え、患者と家族でつくる「きのこ会」が16日、広島市で「還暦を祝う会」を開き、患者9人と家族、支援者ら計約60人が支え合って生きた60年を振り返った。
 1965年のきのこ会発足に尽力し、会を支え続けた中国放送(広島市)の元記者秋信利彦さん(71)が「一生懸命生きてきた。20歳まで生きられないと言われたが、とうとう還暦。これほどめでたいことはない」とあいさつ。
 9人は、プレゼントされた赤いTシャツとバンダナをさっそく身に着け、バースデーケーキに立てた6本のろうそくを一緒に吹き消した。


【原爆小頭症】
 1946年になると、妊娠中に比較的近距離で被爆した母親から頭の小さい子どもが生まれた。子供たちが成長するにつれ、知恵遅滞が生じるケースがあることも分かってきた。こうした症状を「原爆小頭症」という。胎児期の脳は放射能の影響を受けやすいので、受胎後8週から25週で被爆した場合にこうした障害が起こる。

by e_jovanni | 2006-04-16 22:27 | 人間として

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