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赤瀬川原平が発見したトマソン   

これも風情? トマソン風の非常はしご | Excite エキサイト

トマソンって何の事かと思えば赤瀬川原平が発見した事なんですか。
その辺の事も書いてないと分かりづらいなあ!
オークランドにもこんな古い町並みが有ったんですね。アメリカかと思った。
まあ、観光で行ったらお目に掛かるわけないか。

「トマソンの発見」
1972年、赤瀬川原平、南伸坊、松田哲夫が四谷の道を歩いていると、上り下りするだけで上った先には特に何もない階段を発見した。
翌年、赤瀬川原平が、江古田の駅である窓口を発見した。ベニヤ板で塞いである使われなくなった窓口である。そのベニヤ板が、必要以上に律儀に、微妙な曲線に合わせて切断されていた。
また、南伸坊が、お茶の水の病院で、塞がれてしまったがきわめて堂々とした門を発見する。
これら「四谷の純粋階段」「江古田の無用窓口」「お茶の水の無用門」は、”作成者が芸術と考えていない芸術=超芸術”と定義され、「超芸術」の中でも不動産に付着するものに「トマソン」という名前が与えられた。当時、読売ジャイアンツに助っ人として所属したが、さっぱり打てないゲイリー・トマソン選手にちなんだ名前である(「無用なものを保存している」としてこの名前になったが「写真時代」連載開始直後に解雇となる)。
赤瀬川原平が講師をしていた美学校の生徒たちによるトマソン採集、白夜書房の雑誌『写真時代』での連載を経て、「トマソン」の概念が一般に広まる。『写真時代』の連載は書籍『超芸術トマソン』にまとめられた。


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-------記事より------
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「トマソン」という言葉をご存知だろうか。「不動産に付着していて美しく保存されている無用の長物」と定義され、埋め立てられた門や、用途を失ったまま残された階段などがその例として挙げられる。名前の由来は、1982年読売ジャイアンツに助っ人として迎えられたが、活躍することなく解雇となった元大リーガー、ゲーリー・トマソンに因んでいる。
ニュージーランドに住み始めて何年もずっと、あるものを見て「トマソン」だと思っていた。それは、古い建物の正面にかかっている「はしご」。建物の上のほうから下に伸びているのだが、地上からおよそ2、3メートルぐらいのところでプッツリと切れている。建物から地上に下りることも、地上から建物に上ることもできない、まさにトマソン。
しかし、最近になって、これが「非常階段」に付属する「非常はしご」であることを知った。その昔、はしごはスライド式になっていて、避難する際には、もうひとつのはしごを伸ばして地上まで届くようになっていた。のだが、実際問題、雨などではしごが錆び、動かないことがあるため、普段ははしごが外されている。
わざわざスライド式にして、はしごが途中で切れているのは、不審者がそのはしごを使って、建物内に進入しないため。さらに、道路に面した建物の正面に取り付けられているので、万が一、不審者がよじ登っていれば、歩行者や車のドライバーにすぐに見つかってしまう。建物の外観の美しさは損なわれるが、安全性は保つことができるというわけだ。
ちなみに、アメリカ映画を見ると、外側に非常階段のついた古い建物が出てくることがあるが、この階段も、地上についていない場合が多い。もちろん、これもトマソンではなく、一番下の部分が折りたたみ式(跳ね上がり式)になっていて、利用時には階段を地上に下ろすようになっている。
わたしの住むオークランドは、近年、建設ラッシュで、風情ある古い建物が失われている。もちろん、建物の正面に堂々とくっついた、あの味のある非常はしごも……。近代化の渦に呑み込まれ、ニュージーランドの“古きよき時代”が失われていくのは、なんだか寂しい。

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オークランドといえば写真の様な風景くらいしか記憶にないのだが、アメリカみたいな光景ですが、結構古い光景が有るんですね。そう言えばフェリー乗り場なんか昔懐かしい風景でしたね。昔の写真だからちょっと直ぐには見つかりませんが。

赤瀬川原平で思い出したのが「ガロ」、確かこれで初めて出会ったと思ったら有りました。
やっぱり初期の頃に出てましたね。確か一冊くらいは残してたと思ってたが分からないなあ。
それと「朝日ジャーナル」、これもよく読んでましたから、そう「アカイアカイ アサヒアサヒ」でしたね。その後が「ガロ」ですか。しかし朝日も変わってしまった。「朝日ジャーナル」の様な雑誌を出す気概はもう無いんでしょうね。

もう一つオークランドの写真。
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by e_jovanni | 2005-12-14 23:15 | 人間として

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